カテゴリー: HipHop

Future 新アルバムビルボード1位 『High off life』

 

 2020年5月13日に発売されたアメリカHipHopアーティスト Future 7枚目のアルバム『High Off Life』がビルボードのトップ200アルバムリストで週間1位を獲得しました。これまでのフューチャーのアルバムの中でも、最初の週での販売数は最多、約16,000枚売り上げています。

 

これまでリリースされたアルバム、『The WIZRD』、『EVOL』、Drakeとのコラボアルバム『What A Time To Be Alive』でも週間1位を獲得してきましたが、今回のアルバムのこれまでのアルバムよりも最初の週で売り上げを伸ばしています。

 

『High Off Life』では、Travis ScottやMeek Mill、Drake、Lil Uzi Vert、NBA Youngboyなどが豪華なメンバーが登場します。若い新時代のアーティスト達も登場するアルバムとして注目されています。

 

Drakeとのアルバム『What A Time To Be Alive』で大成功を収めた Futureの7枚目のアルバムは、オンラインでの再生回数も1週間で186.3百万回を記録しています。2015年の年間ビルボードトップラップアルバム6位にランクインした『What A Time To Be Alive』に勝る勢いがある今回の『High Off Life』も世界的にヒットするアルバムになりそうです。

Drake 新曲『Tootsie Slide』を公開

 

 北米を代表するHip Hopアーティスト、Drakeが新曲を4月3日金曜日(現地時間)に発表しました。曲名は『Toosie Slide』、サビの部分のダンスを考案したアメリカのダンサーToosieから名付けられているとされています。実際のダンサー達のダンスはキレキレで、後半はめちゃくちゃかっこいいです。インスタグラムやTik Tokで活動するToosieは、インスタグラムのフォワーが約40万人いる人気のダンサーです。

 

アメリカでショートムービーアプリTik Tokが流行っている中で、リスナー達の需要を捉えた新曲になりました。コロナウイルスで自宅謹慎を心掛けている市民の多くがDrakeのダンスを投稿することが予想され、新しいトレンドになるのではないでしょうか。

 

 DrakeはMusic Videoで自宅の一部も公開しています。豪華な自宅で撮影されたMusic Videoには、年始に不運の事故で亡くなったロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、コービー・ブライアント氏に追悼の意を込めて8と24番のユニフォームも机の上に飾られていました。

 

ビデオの出だしは”10:20pm”と記載があり、夜10時の街が閑散とした様子が撮影されていました。コロナウイルスで外出制限をされているアメリカの街でほとんど人がいないという事を表しているのでしょう。ビデオも全て室内で撮影されており、2020年コロナウイルスの現状を暗示した作品になっています。

NBAとHipHop 2010’s

 

 

 HipHopカルチャーとNBAは密接に繋がっています。アメリカのブラックカルチャーでは、音楽家になるかバスケットボールでNBAに入るかが、多くの若者の夢になっています。

 

NBA選手もラッパーとしてミックステープや音源を出す事があります。シャキール・オニールやアレン・アイバーソンがラッパーとしてデビューした事は有名です。2010年代でもデイミアン・リラード選手が高いスキルを見せてラッパーとして成功。元キャバリアーズで優勝を経験したイマン・シャンパート選手も自身の曲を出しています。

 

 音楽と関わりが深いNBAに大きな影響を与えた2010年代のラッパーを紹介していきたいと思います。コロナウイルスで外出自粛期間でもあるので、こんな時は、家で音楽を聴きながら昔のNBAゲームの視聴はどうでしょうか

 

Drake トロント・ラプターズ

 

 カナダ出身でラッパーとして4回のグラミー賞を勝ち取り大成功を収めているDrake(ドレイク)。バスケットボールの大ファンで、カリー選手やレブロン選手などNBA選手とも交友関係が深い事で知られています。

 

地元トロント・ラプターズをずっと応援しており、コートサイドの得点盤横の席で観戦している姿もよく見かけられます。ラッパーとして成功したドレイクは自身のレーベル”OVO”を2012年に設立しており、”OVO”はラプターズのジャージ制作やチームの広告を助ける目的で、2013年からチームとパートナー契約を交わしています。Drakeも自らラプターズやカナダのバスケットボール協会に対して資金援助を行っています。

 

ラプターズはDrakeブランドで人気も上がり、プレーオフにもよく顔を出すようになっていきます。チームとしてDrakeを”グローバルアンバサダー”として2013年に任命してラプターズの顔として紹介しています。

 

2019年にトロント・ラプターズは見事、フランチャイズ初のNBAファイナル優勝を成し遂げます。ドレイクもラプターズの優勝を記念して15万ドル(約1,500万円)の優勝リングをオーダーメイドで作ったようです。

 

Drake 人気アルバム

Thank Me Later

 ドレイクのデビュー2枚目のアルバムで、Billbord初登場で1位を勝ち取離ました。『Fireworks』『Thank Me Now』『Best I Ever Had』などが収録されています。メロディーなR&Bビートの曲が多いアルバムでゆっくりした時間や恋人との一枚にぴったりです。

 

Scorpion

 2018年に発表された最新のアルバムです。グラミー賞を受賞した『God’s Plan』が収録された一枚でアップテンポのラップソングが多いアルバムで、バスケットボールをプレーする時にモチベーションを上げれる1枚です。『Non Stop』では歌詞に交友のあるレブロン選手の名前も挙げられています。

 

Nothing Was the Same

 2013年にドレイクが所属していた”Yonung Money”からリリースされたアルバムです。『Furthest Thing』『Started From the Bottom』などドレイクが成功までの過程をラップした曲が入っています。

 

What a Time to Be Alive

 ハードラップが好きな方への一枚です。”Future”とコラボしたMixtapeで、オンラインでストリーミング配信されています。ジョーダンを意識した『Jumpm an』やNBAチャンピオンを狙った『Big Ring』などが収録されています。ドレイクの激しいギャングスターラップが聞きたい方はぜひ試してください。

 

(Amazon Musicで全アルバム視聴可能)

 

Jaz-Z ブルックリン ・ネッツ

 

 2012年にニューズジャージーからブルックリンに本拠地を変えたネッツ。大きな原動力になったのが、HipHop界の大御所Jay-Zです。Jay-Zはネッツの株を一部買収してオーナー権を得て、チームのロゴや試合用ジャージの作成に関わっています。

1990年代を代表するラッパーのJay-Zはグラミー賞を21回受賞。ビルボードソロアーティスト最多首位記録も持っています。ロックフェラ・レコードを立ち上げ、カニエ・ウエストやウータン・クランなどの有名なアーティストも多く輩出しています。私生活ではビヨンセと結婚して、飲食やファッション業界でも成功を収め、まさにアメリカンドリームをNYで掴んだHipHop界の成功者です。

2013年には、ネッツのオーナー権を売却してしまいましたが、Jay-Zがブルックリン・ネッツに与えた影響は非常に大きくアメリカでも注目されたニュースでした。

 

Jay-Z 人気アルバム

Reasonable Doubt

 Jay-Zのデビューアルバムとして人気の高い1枚です。NYを代表するラッパーとしてNasと不仲だったJay-Zは、Nasの『Dead President』を引用した『Dead President 2』をこのアルバムに収録しています。90年代前半を代表する2Pacが射殺された事件があった為、Jay-ZとNasの争いも激しくイーストコーストを代表するMC2人は激しい戦いがありました。

HipHopでビーフ(批判、暴行)が激しかった90年代。Jay-zとNasのラップ戦争の始まりが感じられる1枚のアルバムです。

 

The Black Album

 ラッパーとして一時引退を表明した前の最後のアルバムです。Jay-Zがラッパーになったのストリーが語られた『December 4th』や有名な『99 Problem』が収録されたアルバムです。Jay-Zを知っていく上で、”Reasonable Doubt”を聴いた後におすすめの1枚です。

 

Collision Course

 ラッパーとして引退を表明した後のJay-Zは自分のアルバムを出さなかったが、他のアーティストとのコラボではラップをしている事も多かったです。中でもリンキン・パークと一緒に出した『Collision Course』は有名なアルバムです。The Black Albumの楽曲をリニューアルしてレコーディングされた曲が多く、リズミカルでテンションを上げたい時はこのアルバムでしょ。

Watch The Throne

 NYを代表するプロデューサーでラッパーに成長したカニエ・ウエストと2011年に発表したアルバムです。Jay-Zのラップとカニエのビートが組み合わさった贅沢なアルバムです。カニエ・ウエストが好きな方には最高の1枚になっています。

 

J.Cole

 ラッパーで歌詞にバスケットボールに関するリリックが多いのは、間違いなくJ.Coleでしょう。大学のディビジョン1でもプレー出来たのではないかと噂されるほどのスキルも持っています。

 

2012年にはオールスターのセレブリティーゲームでケビン・ハートとアリウープを見せつけました。2019年NBAオールスターでもハーフタイムショーに出演して、スラムダンクコンテストでは、ファンを盛り上げる為にダンクシュートを披露しました。バスケットボールをプレーする時に、気持ちを盛り上げてくれるHipHopアーティストの1人です。

 

J.Cole オススメアルバム

 The Warm Up

 ジャケットのカバー写真もバスケットボールを抱える写真が使われているJ.Coleの2枚目のミックステープです。バスケットボール関係のリリックも多くNBAファンやバスケを良くプレーする方におすすめのアルバムです。

 

Cole World: The Sideline Story

 2011年にJ.Coleが初めて発売したアルバムです。J.Coleの人気が上がった原点の作品です。Jay-ZやTrey Songz,Drakeなどともコラボしているアルバムで、ラブソングも収録されています。

 

KOD

 ビルボード新作シングルランキングTOP10に入った『ATM』と『KOD』が収録されたアルバムです。2018年にリリースされてHipHopファンから高い人気を集めています。アップテンポなビートが多いアルバムで、J.Coleのラップの上手さが詰まった一枚になっています。

 

デイミアン・リラード Dame D.O.L.L.A

 

 ポートランド・トレイルブレイザーズのエースガードとしてチームを引っ張るリラード選手はラッパー”Dame D.O.L.L.A”としても成功しています。試合では試合終盤のクラッチタイムに勝負強さを発揮するDameTimeでファンを魅了し、ステージではDame D.O.L.L.Aとして2020年オールスターに出演しました。

リラードのラップは貧しい環境で育った自分の経験をリリックに、強い思いが乗った曲が多くアメリカのブラックカルチャーを表現しています。最初は”Four Bar Friday”とSNSにタグづけして、短いバースだけを毎週金曜日に投稿していたリラード選手ですが、2015年に最初のシングルをSoundCloudで公開。その後、2016年に1枚目のアルバム、2017年に2枚目、2019年に3枚目を続々リリースしています。

 

イマン・シャンパート Iman.

 ハイセンスファッションなファッションと高い音楽センスで少しずつ人気を集めているのがイマン・シャンパート選手です。2011年ドラフト17位でNBA入りしているシャンパート選手は2016年にレブロン・ジェームズ選手と共にNBAファイナル優勝も経験しています。その後キングスやロケッツの移籍を経験後、2019年にネッツと契約、しかし年末12月に契約を解除されてフリーエージェントになっています。

 

ラッパーとしては”Iman.として活動しています。最初のEP『Substance Abuse』を2018年に発売後、2019年に上記のアルバム『Piece de la Foutu Pie』をリリースしています。R&B調のビートが多く、ゆったりしたHipHopミュージックが好きな方にはおすすめです。

HipHopアーティストもコロナウイルスの被害に寄付

 

 少しずつアメリカでも感染の拡大が問題になっているコロナウイルス。芸能界では、トム・ハンクス夫妻の感染が大きく報道され、スポーツ界ではNBA選手の感染でリーグが中断になっています。

そこで、トランプ大統領は前面の外出自粛と過去最大級の2兆ドルの景気刺激策の可決で、感染と戦う準備を整えています。アメリカでは保険制度が民間企業に任されている為、保険がない低所得層やホームレス達に重症患者が広がる事が懸念され、保険がない方や満足に治療が受けれない人々に感染が広がる事が不安視されています。

 ジョージア州アトランタでは、HipHopアーティスト達が立ち上がって生活に困っている人たちに寄付を寄せています。アトランタを代表するラッパー、Futureが運営するチャリティーFreeWishes Foundationからは医療機関にマスクなどの寄付を開始すると公表がありました。Migos(ミーゴズ)やCadi B(カーディB)が所属するレコード会社『Quality Control Music』は10万ドル(約1000万円)を食事に困っている方々に寄付しました。

 

 ラッパーで俳優として”ワイルドスピード”などに出演するリュダクリスも20万ドル(約2000万円)をコロナウイルス対策としてバハマ地方に寄付を行い、テキサス出身のラッパー、Lecrae(レクシー)はホームレスの人々のために公共の手洗い所の設置を行いました。

 

音楽業界でも感染の報告が上がっている中、アーティスト達が率先して地域の為に寄付を始めているようです。